ビジネス・ライフデザインは、障がい者就労支援A型事業所。代表の矢根克浩さんは、障がい者雇用に取り組んでいらっしゃいます。「障がいを持っている方は、実は才能が豊か!」と熱く語る矢根さん。実際に「障がい者の方に対しての広告コピーライティングの講座内容を、神田さんにお見せしたら『クオリティが高い』ということで、実践会のメルマガも書いてもらっています」と、予想外の展開も生まれています。
「これまでは本で読んだ知識でしかなかったものが、自分で体験して、解決するというプロセスを踏むことによって、様々なものが知恵になってきた」 と実感 。今後は「売上や結果というところにフォーカスしながら、できれば全員雇用を実現したい。そして施設ではなく、会社に育て上げていき、長期的には、障がいを持っている方の本 当の意味での自立支援をやっていきたいですね」。
「本やインターネットは、マクロの情報」ですが、「もっとミクロなことが多い」のが現場です。 けれど、それは誰も教えてくれることではありませんでした。ところが実践会では、「情報をシ ェアすることで、想像もしていなかった考え方やアプローチを見つけるができる」と言います。抱えている問題を笑いながら解決し、それが仲間になり、そこからビジネスチャンスも見えて 来るのです。
昨年8月に開催されたKNOWSの全国大会で、児童20人とともに大縄跳びの特訓を続け「おおさかジャンプアップ大会」で優勝を果たすまでの軌跡を発表された小学校教諭の川上誠治さん。「最初は僕、神田さんの『物語の力を目覚めさせれば成功するのに努力はいらない』という言葉に納得できなかった」と言う川上さんは、大縄跳びの大会で優勝するまでのストーリーを、「Sカーブ」の考え方を用い『努力を積み重ねることで成功する物語』として作ったそうです。 「教育の現場は努力することで成り立っている」と語る川上さんは、その努力に見通しをもたせたいという思いから「 Sカーブ」を使ってきたとのこと。体育館が使えないなら屋上で練習し て、スランプには「Sカーブ」を思い出し「いまは力を溜めているんだ」と言い聞かせたそうです。
そして「気がつけば、 最初は『優勝なんて無理』と言っていた子供たちが、いつしか『優勝したい』と思い、『優勝できるかも』、『絶対に優勝する』、最後には『優勝しないとおかしい』と なるまで練習したんです」。結果、1261回という大会新記録を打ち出して見事に優勝。まさに“物語が動き出した”瞬間でした。
「読書会の主役は人です」と、力強く語る酒井美佐さん。「参加者は高校生から85歳まで!」と幅広く、「会場もカフェや屋外などで、スライドも使わず、いつでもどこでも誰とでも」ということで、シンプルかつ独自のスタイルで展開。読書会と聞くと構えてしまう場合もありますが、参加者からは「思っていたより楽しい」という声が返ってくるそうです。また 、読書会に参加した方が「ほかのリーディング・ファシリテーターのところに行ったり、自分自身がリーディング・ファシリテーターになってしまう」というケースも。そういった現象が多く起こるのは、酒井さん自身が「相手が何を望んでいるのか?」に常に意識を向けているからなのでしょう。「大切なのは本を使って楽しむこと」であり、「極端なことを言えば、本は何だったいい。やり方は人それぞ れ。時刻表でも読書会はできます(笑)。でも、そこに気づいたら、世界が変わる」と確信して います。
フューチャーマッピングを取り入れたエグゼクティブ・コーチングを企業に導入を行ったところ、予想以上に高評価を受けることに!この展開は、まさに「フューチャーマッピングで出てきた物語どおり」。その結果、業績も順調に伸びているそうです。その理由を松本さんは、「ただビジョンを描いて共有するだけではなく、そこからコンサルタントとして入ることで、研修の提供だったり、人の紹介だったり、面談をしたりすることで経営者のビジョンの浸透をサポートしながら、より根本的な課題解決につながる関わり方ができるから」だと分析します。1回だけで終わるのではなく、継続することで様々な相乗効果が生まれています。
また、「ほかのファシリテーターの方が、日々の活動をフィードバックしてくれるので、 最新の情報が入手できる」というのもコミュニティの魅力。松本さんと増野さんの例でもわかるよう に 、「サポートして協力する関係があり、同時に切磋琢磨していくことで挑戦する気持ちが湧き上がってくる」という、いい意味での調和と刺激があるようです。松本さん自身は 「企業への導入の手法はわかってきたので、今後はもっとコンサルティングの顧問先を増やしていきた い」と意欲を見せています。
受講のきっかけは、講師を務める野村恭彦氏の著書と出会ったことでした。「お客様が本当 に求める、真の価値を追求したい」――そんな思いからフューチャーセッションを学び、顧客と 未来思考で創造的なコミュニケーションを重ねることで、顧客に寄り添う高付加価値なサービスを形にしています。 中吉さんは「イノベーション・ファシリテーターのコミュニティには、事業を成功に導くための手法を学ぶだけでなく、志と熱い想いを持って、応援し合う関係性があります」と、挑戦するための自信やモチベーションを高める場でもあることを強調します。常に積極的なその姿は、メンバーにも好影響を与えてきました。 野村氏は、今回のノミネート理由について「場をつくり、周囲を応援し、チーム全体として成果 をあげる、ファシリテーティブなリーダシップを発揮していること」「会社の仕事のなかでの成 果に加え、社外のコミュニティのなかでも数多くのフューチャーセッションを開催し、ビジネスとソーシャルの両面でリーダシップを発揮していること」の2点を挙げています。
エンパシー・ライティングとの出会いは2年前。22年間勤めた大手航空会社を退職し、「子育て絵本アドバイザー」として独立するに当たり、自身をPRする必要に迫られ、「自分を語ることに恐怖心を抱いていることに気づいた」のがきっかけでした。 そこで参加したエンパシー・ライティングの講座で、「私と同じく、 多くの人が自分の想いを語 ることに苦手意識を抱いている」と知り、「エンパシー・ライティングを知れば想いを伝えられるようになる」と実感。 地元沖縄で活動をスタートすることに。「絵本講座は2000円~3000円で4、5人集まるかどうかだったのが、いまは 3万円でもすぐに満席に」と「価値を伝えられるようになったこと」で、その結果は驚くほど早くあらわれてきました。ついに海外へも活動を広げ、シンガポールで講座を開催することに。
齋藤さんが行う上映会は、単に映像を流すものではありません。2015年10月から、今年1月までに8回実施した上映会では、非日常を演出する会場選びから始まり、参加者の集中力を高めるための音響設備、ワークを楽しくする仕掛け、そして継続的な参加とコミュニティ形成に向けたアフターケアとなる懇親会に至るまでこだわり、多くのメンバーを獲得しています。その取り組みは高い目標から生まれたもので、斎藤さんは「神田昌典さんのコンテンツは、時代の変わり目だからこそ非常に役立つ内容です。日本が世界に貢献し、尊敬する国であり続けるためにも、リーダーの育成は重要で、上映 会はそのきっかけづくりになると思うのです」と語ります。また、上映会の満足度を高め、ファシリテーター自身が信頼を得ることで、「金儲け主義だとか、ある種の宗教的なものだとか、そういう誤解を解き、さまざまな手法や考え方の本質を伝えることができる」とも。そうして上映会に参加するだけでなく、それぞれの実戦をシェアす る仲間になることができると言います。
今竹英治さんは、「自称・日本一『春夏秋冬理論』を活用しているサラリーマン」だと自負しています。大手企業で長年にわたりマネージャーを務めていますが、本格的に「春夏秋冬理論」をマネジメントに取り入れるようになったのはここ2年ほど。「2014年には売上実績300%を、 2 015年は、400%を達成しました」と、その躍進は留まることを知りません。「 『春夏秋冬理論』は 、行動を起こさせるための軸になるもの。これまで迷ったり、やらなかったりしていたことに、必ずアクションを起こせるようになります」と断言します。さらに、「生まれ年、 生まれ月ごとに、同じことを伝えるにしても会話の仕方を変えているので、伝わり方と部下の動きは明らかに変わりましたね」と、相手に合わせたマネジメントも結果につながっているそうです。
もともと内田さんは、ブログ集客の手法で高収益を達成。2013年にコンサルタントとして独立しました。ただ 、「 長い目で見ると、ブログでの集 客を教えているだけでは限 界がある」と感じ、実践会アカデミーを受講。「自分の知らなかった知識を得ることで、教材を見ながら、いろいろなサービスをつくっていった」のです。それによって、コンサルティングが、なんと30~35人に増加! さらに、定期的なコンサルティングも、常時19社へと大飛躍しました。新しい試 み としてスタートしたメールでのコンサルティングも、1年間で15人の方に提供しているそうです。 そんななかで昨年、耳にしたのが「どうやって 教材を勉強したらいいかわからない」という実践会アカデミーの仲間たちからの声。そこで毎月、 仕事で東京に行くたびに勉強会を開き、ご自身の業績が一気に伸びた経験をシェアしていくことにしたそうです。 異業種の方たちが集う場でもある実践会アカデミーですが、そこには従来の異業種交流会とは異なる「濃い空気感」があります。その理由は「本当に実践している方たちが多いので、勉強になることばかりですし、刺激になることも多いですから」からだそうです。