
Vol.116 医療と終末で死にいくときに重要なこと Being Mortal: Medicine and What Matters in the End
2015.4.10
原題 Being Mortal: Medicine and What Matters in the End
著者 Atul Gawande
非常に衝撃的な内容でとても軽く扱えない一冊です。
しかし、それが我々の人生を非常に豊かにする。
死があるからこそ、生が輝くと言えるんじゃないでしょうか。
…by 神田昌典
「死」というものは、
いくら医療が発達したとしても、
避けられない人間の宿命です。
死ぬことについて、
ハーバードメディカルスクールで
教鞭をとっている教授が想うところを
書き記したのが本書です。
この本書の副題は
「 Medicine and What What Matters in the End 」と
なっています。
翻訳すると「医療と終末で死にいくときに重要なこと」
という意味になります。
この本は医療現場について
書かれているだけでなく、
死というものから現在の生き方を
見返せるような一冊になっています。
人生においても、
仕事のプロジェクトなどでも、
終わりがあることで
見えてくるものがあります。
著者は医師としても
患者を診て、死にいく場面に
数多く遭遇することで、
終末に何が重要なのかを突き止めました。
その内容は、
もしかすると組織や会社の中で、
リーダーシップを発揮するときに
とても重要なことのひとつかもしれません。
あなたも死から見える
人生の本質について触れてみませんか?