Vol.242 ダイレクト・レスポンス・マーケティング不変の原則 Overdeliver

2020.7.26

 

原題 Overdeliver: Build a Business for a Lifetime Playing the Long Game in Direct Response Marketing

著者 Brian Kurtz

ダイレクト・レスポンス・マーケティングの原理原則を解説した本でありながら
「どういう人と仕事をすべきか?」という本質的な問いのヒントをくれる。

…by神田昌典

今回はダイレクト・レスポンス・マーケティングの本。
アメリカの著名なマーケティングコンサルタントであるジェイ・エブラハム氏が、推薦・前書きを寄せています。

ジェイ・エブラハム氏が、そういうことをほとんどしないことからも、
この本がいかに、ダイレクト・レスポンス・マーケティングにとって重要な位置づけなのかがわかります。

この本は邦訳もされていますが、神田さんは独自の視点で解説。

タイトルは「より多くを提供する」という意味です。

著者は、ボードルーム社の中核社員で、
同社は20年前くらいに、マイクロソフトより収益性の高い会社として有名になった会社です。

「ボードルームレポーツ」という、定期購読のニュースレターを販売するセールスレターが秀逸で、
コピーライターたちはこぞって、そのセールスレターを研究していたそう。

こちらのニュースレターは、雑誌と同じようなものなのですが、
雑誌に比べて、取り上げているトピックが少なく読みやすいのが特徴です。

著者の哲学が実にユニークで、
「もし今いる部屋の中で、(自分が)最も〇〇な人間だったら、それは間違った場所にいる」というのです。

これは、一緒に働く人をどのように選ぶべきか、
そしてその中で自分が成長するためにはどうしたらいいのかを示唆しています。

また、この本では、今でも使えるコピー例のほか、
マーケティングのコアな原則がいくつか紹介されています。

どんなに専門家であっても、あることについて少なくとも毎週2時間は勉強の時間を取り、学ぶべきとの事。

そして、ついおかしてしまう一番の間違いについても指摘し、
この間違いに陥らないためにどうしたらいいのかを説いています。

さらに、マーケッターが陥りやすい、もう1つの傾向も指摘。
これを心得ておかないと、マーケティングで成果を出すまでに膨大な時間が必要になります。

神田さんは、この本は人をどう活用するかについて、多大なヒントを与えてくれると言います。
それに関連して、Qメソトロジーというテクニックと、その具体的な手順が紹介されています。

そして、オンライン全盛の現代に、あるものを混ぜることで、より反応率が高くなる事例も出ています。

今までは会社という頼る場所がありましたが、コロナ後はそれもなくなりつつあります。

頼れるのは人だけであり、どれだけ優秀な人を集められるかが今まで以上に重要な課題。
そういう意味でも、本書は非常に役に立つ一冊だと、神田さんも力強く推薦しています。

「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。

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