Vol.269 商品自体で顧客を集めるPLG Product-Led Growth

2021.9.5

 

原題 Product-Led Growth: How to Build a Product That Sell Itself

著者 Wes Bush

今後、サブスクリプションモデルが主流になる中で、このPLGは絶対にハズせない。
これを一気に進めることで、買収される側から、買収する側に変化できる。

…by神田昌典

今回ご紹介するのは、PLG(プロダクト・レッド・グロース)を扱った最新書。
PLGは、今やマーケッターの間でバズワードになっています。

副題は「商品自体が売れるモデルを作る方法」。
多くの会社は、営業マンが顧客を集めてクロージングしますが、これには非常に時間がかかるので、
その代わりに台頭してきたのがPLGです。

このPLGをさらに紐解くと、フリーミアムとフリートライアルの2つの方法があり、
この2つがどう違うのか、日本ではどのような流れになっているのかが解説されています。

デジタルプラットフォームにより、今後はサブスクリプション型のモデルが主流になると予想されるため、
全てのベンチャー企業はこのモデルを考えざるを得ないと、神田さんは言います。

なお、プロダクト・レッド・ビジネスを作り上げるためのプロセスは、作って終わりではありません。
顧客を獲得し、満足してもらい、流出率を下げる一連のプロセスを、モデルとして管理していく必要があります。

しかし、ほとんどの会社はできていない。そのシンプルな原因が指摘されています。

他にも、次のような内容が紹介されています。

・顧客の流出率が5%減ると、利益にはどのくらいのインパクトがあるか?
・流出率を下げるために見直すべきポイントはココ
・登録時のウェルカムメッセージの送り方
・無料お試し時に注意すべきこと
・申し込みはしたがログインしていない顧客への対応法
・有料化するタイミングに備えて送るメールの内容とは?
・有料化率を増やすための施策

中でも、有料化を説得するロジックがとてもいい、と神田さん。
それがなぜ有効なのかも解説されています。

これらを一連の自動化されたプロセスの中でできるのが、PLGの優れたところ。

最後に神田さんは、デジタルトランスフォーメーションを実装できた会社が、
いかに充実したサービスを提供できるか、よくわかると言います。

そして、これを一気にやると、人が育ち、収益率が上がるので、
買収される側から買収する側に変化することができるとの事。

あなたの会社でもぜひ、PLGの概念を取り入れてみてください!

 
 

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