vol.278　画期的なコーチングスキル　The HeART of Laser-Focused Coaching

vol.278　画期的なコーチングスキル　The HeART of Laser-Focused Coaching

2022.1.16

原題 The HeART of Laser-Focused Coaching: A Revolutionary Approach to Masterful Coach

著者 Marion Franklin

激動の時代には様々な悩みがあるので、コーチングスキルを持っていると
多くの支援を提供することができ、かつ自分の心も平穏に保つことができる。
…by神田昌典

今回ご紹介するのはコーチングの本。

タイトルは、「レーザービームのように、一点集中するコーチングの心臓部」、
副題は「マスターレベルのコーチングに至る画期的なアプローチ」となっています。

著者はアメリカのコーチング協会のメンターで、コーチングの心構えから技術まで全てが網羅されています。

この本で紹介されている「画期的なアプローチ」が他と違っているのは、問題に焦点を当てない点。

今までの典型的なコーチングは、問題に焦点を当てるやり方でしたが、
その方程式に従うと、かえって問題が大きくなることを著者は経験しました。

そこで、それを踏まえて、どこに焦点をあてるべきかが説かれています。

一般的な問題解決型のコーチは、そのセッションで望まれる結果を想定し、選択肢の長所と短所を比較します。

しかし著者は、コーチの本当の役割は、顧客が気づいていない問題に光を当て、
自ら行動できるように支援することだと指摘します。

具体的には、「２つの質問」が紹介されています。

この２つの質問をコーチ自身が自らに問いかけ、対話の中からその答えを見出そうとすると、
より深いテーマに入っていくことができるのだそうです。

実はこのアプローチ、神田さんが開発した、物語の中から真の問題を見極める
「フューチャーマッピング」の手法に、非常に似ているとの事。

この他にも、言葉の表面的な意味ではなく、
クライアントの深いところを理解するための質問がいくつも挙げられています。

また、著者は今までの経験から、コーチングには25のテーマがあり、
それらはさらに、４つのカテゴリーに分類されると言います。

そして、それぞれに対する具体的な質問も紹介されています。

神田さんも、コーチであってもなくても、このコーチングのテクニック自体は使えると薦めていますよ！

Amazonへのリンクについて：アルマ・クリエイション株式会社は、Amazonアソシエイトとして適格販売により収入を得ています