vol.296 幸福度が増す目標達成法 The Gap and The Gain

2022.10.16

 

原題 The Gap and The Gain: The High Achievers’ Guide to Happiness, Confidence, and Success

著者 Dan Sullivan, Dr. Benjamin Hardy

目標達成については私もいろんな角度から研究してきたが、これは非常に示唆に富んだアプローチだ。
個人の目標達成だけでなくマネジメントにも役立ち、いいリーダーが備えるべき資質でもある。

…by神田昌典

今回は目標達成の死角に関する本で、タイトルは「ギャップとゲイン」。

著者は、1776年にアメリカが独立宣言を行った時から、アメリカ人は不幸だと指摘します。
なぜなら、独立宣言には「幸福の追求」が明記されていたから。

幸福を追求するということは、今アンハッピーであることを強化してしまう。
そして目標を達成すればするほど、アンハッピーになりかねない状況を作り出したのだと説いています。

この理想と現実を比較してしまう傾向を、「ギャップ」と呼んでいます。
理想をハピネスに置いてしまうと、今はアンハッピーになってしまいます。

それを瞬間的に解毒するアイディアが「ゲイン」なのです。
この本では、ギャップとゲインという概念を使いながら、幸せな状態について独自の視点で語られています。

そのほんの一部をご紹介しますと・・・
・理想と現実のギャップに陥らないゲイン思考とは?
・一生懸命がんばる”the hedonic treadmill”に陥るな!
・達成した人がハマる「快楽順応」
・目標達成に向けた「脅迫的情熱」と「調和的情熱」の違い
・あなたのハピネスに根本的な影響を与える「2つの自由」
・ハピネスとSNSの関係
・理想を計測してはいけない理由
・神田が考えたギャップ思考に陥らない表現とは?
・ギャップ思考と病気の関係
・ゲインを感じるためのテクニック「心理的引き算」とは?
・障害にぶつかった時の2つの対処法
・ゲインを習慣化するために効果的な寝る前の習慣

神田さんも、この本を通じて、OKRが非常によくできた目標達成システムだと改めてわかったとの事。

併せて、今回の内容を踏まえて考えた予算への対応方法を紹介しつつ、
このアプローチをすることでいいリーダーになれると気づいたと語っています。

あなたは目標達成に向けて、どのようなコミュニケーションをされていますか?

 
 

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