vol.307 生産性が上がる社員のオンボーディング Onboarded

2023.4.2

 

原題 Onboarded: How to bring new hires to the point where they are effective, faster

著者 Brad Giles

せっかく社員を新規採用しても、すぐに辞めてしまうようでは実務面でもコスト面でも大変だ。
そこで効果を発揮するのが、社員のオンボーディング。
これで生産性も高まるのだから、やらない手はない。

…by 神田昌典

今回ご紹介する本のタイトルは「オンボーデッド」。オンボーディングされた状態という意味です。

オンボーディングとは、マーケティングにおいて、
新規顧客が商品・サービスにできるだけスムーズに慣れるようにするプロセスのこと。

特にリピート性に対して大きな影響を与えます。

しかし今回の「オンボーディング」は、これとは異なり、社員のオンボーディングに関する内容です。

つまり、新規メンバーや社員が入社した際に、スムーズに仕事に取り組めるように、
そして辞めずに結果を上げるようにすることを指します。

日本では、「新入社員研修」というカテゴリで一括りにされてきましたが、
デジタルで数値が取れるようになった結果、非常に精密に行われるようになってきています。

今、採用しづらい環境の中で、オンボーディングは経営者にとっても非常に重要な知識であり、
また、コンサルタントやコーチにとっては、今後、相当伸びてくる分野です。

日本では、この分野の本はあまり見かけませんが、著者によるユニークな視点で解説されています。

そのほんの一部をご紹介しますと・・・
・オンボーディングに必要な3つの要素
・新入社員研修期間の具体的な日数の実態
・オンボーディングに必要な期間とは?
・新入社員研修をしっかり行うことで、約2倍のマネージャーたちが感じる違いとは?
・オンボーディングによる生産性向上率と、会社にとどまる率は何%か?
・チームの統制を取るために Amazon が行った「2枚のピザルール」とは?
・オンボーディングの際に理解してもらうべき4つの誇り
・一体感を高める感謝の問いかけとは?
・生産性を評価する指標
・オンボーディングプロセスの3段階の目的
・日本でトライする時に重要なこと
・ミーティングの進め方に関する3つの質問

オンボーディングは難しくなく、楽しいものです。
しかも、一気に人材育成・マネジメントが仕組み化され、生産性が高い組織へと変わります。

この機会に、あなたの会社の新入社員研修を、一度チェックされてはいかがでしょうか?

 
 

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