vol.309 Kindle本が売れるEメール戦略 The Author’s Guide to Email Marketing

2023.4.30

 

原題 The Author’s Guide to Email Marketing

著者 Rob Eagar

今さらEメールと思うかもしれないが、Eメールなくしてマーケティングはあり得ない。
Kindle本をきっかけに、Eメールを活用したマーケティング戦略を見直すべきタイミングだ。

…by 神田昌典

今回は、前回に引き続きAmazon出版に関するノウハウ本。
タイトルは「Eメールによるマーケティングの著者版」です。

Eメールマーケティングと聞くと、今さら?と思われるかもしれませんが、
この本ではEメールマーケティングの有効性が詳しく解説されています。

神田さんも、メールアドレスの取得がいかに重要かを再確認するタイミングだと述べています。

そして、SNSとEメールがいろいろな角度から比較されており、とても興味深い内容でした。
例えば、ちょっと古いのですが、2014年のマッキンゼーの調査結果は驚くべきものがあります。

また、著者が独自に、フォロワー数100万人と50万人の著者の本を売るテストをSNSとEメールで行ったのですが、
そこで本を買った人の割合から、SNSとEメール、それぞれの特徴が読み取れます。

このことから、SNSとEメールをうまく使い分ける必要があることがわかります。

そして、なぜEメールが効果的に相手に届くのかが説明されており、
言われてみれば、なるほどそうかと、改めてEメールの効果を認識できるものでした。

SNSの台頭により、Eメールの位置付けも変わってきていることがわかります。

この本には、著者に特化した次のようなマーケティング手法が紹介されています。
・顧客と強固な関係を結ぶ為に必要なこと
・オンボーディングで継続的な関係の作り方
・Eメールをきっかけに、本を売るためにはどうすればいいのか?

特に重要なのは、メールの登録をどうやって増やすかという点。
それについて、具体的に何をどのようにすべきかが、詳しく解説されています。

ここで挙げられている内容は、著者が本を売るシーンだけでなく、他にも十分応用できます。

中でも役に立つのは、プロダクトローンチで有名なジェフ・ウォーカー氏によって考案された「魔法の質問」です。

また、お客さんは、合図を受け取らない限り、何もしてくれません。
そのため、購買を習慣づけるために必要なことや、行動を促す「FOMO」についても書かれています。

最後に神田さんは、「頼む・頼まれる」という関係性がすごく大切で、
それが著者と読者との関係性の中でできたらすごい、と思ったそうですよ。

 
 

Amazonへのリンクについて:アルマ・クリエイション株式会社は、Amazonアソシエイトとして適格販売により収入を得ています

「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。

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