vol.315　10 倍は２倍よりラク　10x Is Easier Than 2x

vol.315　10 倍は２倍よりラク　10x Is Easier Than 2x

2023.8.6

原書 10x Is Easier Than 2x: How World-Class Entrepreneurs Achieve More by Doing Less

著者 Dan Sullivan, Dr. Hardy, Benjamin

目標を10倍にすることの重要性は私も以前から主張しているが、この本には新たな気づきが満載。
特に「忙しい」が口癖の人には必読の一冊だ。
…by 神田昌典

今回ご紹介する本のタイトルは、「10倍は２倍よりも簡単」です。

神田さんも常々、「10倍目標」の重要性について口にされていますが、
著者は、「10倍」というのは、目標は持てるものの、コミットするのは別問題で、
実現するには勇気が必要だと言います。

まず、なぜ10倍のほうがいいのか。
その理由が、２倍のケースと比較して説明されています。

これは「サイコロジカルフレッキシビリティ（心理的柔軟性）」と言って、
非常に重要な概念なのだそう。

一般的には、目標が大きくなるとその分、努力も必要になるイメージですが、
実は10倍目標のほうが努力は少ないとの事。

逆に言うと、努力をしている段階では10倍目標が達成できないということで、
その具体的な対処法が述べられています。これも、とても参考になる内容です。

そして、10倍目標を達成することは、自由を獲得することだとして、
「ドリームチェック」という考え方が紹介されています。

ドリームチェックとは、「夢の小切手」を意味し、
具体的には仕事の単価を上げることを指します。

そのための具体的な施策として、クロノス時間とカイロス時間という、
時間の使い方に関する概念が解説されています。

さらに衝撃的だったのは、「３つの時間の使い方」について。
年間の時間の過ごし方を３つの時間軸で振り分けるのですが、その配分が驚きです。

10倍目標が達成できて、このような時間の使い方ができるのなら、本当に夢のよう。

しかし、著者によると、時間の使い方が先で、
そういうふうに時間を使える人が、10倍目標を達成できるのだそうです。

最後に神田さんが、
著者のやり方を現実的に落とし込んで実行するための考え方を解説されています。

中でも、ドリームチェックを実現するために今、何が狙い目なのか。
これを知っておくことは、かなりのアドバンテージになるのではないでしょうか。

あなたもぜひ、10倍目標を達成し、豊かな未来を実現してくださいね！

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