Vol.64 『 Sexy Little Numbers: How to Grow Your Business Using the Data You Already Have 』
2013.2.10
みなさんの行動の足跡が
データとして蓄積されていく。
ビジネスのあり方が変わるためのインフラが
完全に出来たのだと思います。
…by 神田昌典
マジシャンのごとく、
氾濫するデータ、豊かなデータを
駆使していく。
…by 井上久美
本日ご紹介する『 Sexy Little Numbers 』は、
膨大なデータを駆使して、
ダイレクトマーケティングを行うための一冊。
広告の世界が変わってきていたことに
あなたはお気付きですか?
顧客は日々、多くの情報を
目にするようになりました。
そんな状況では、いかに適切な情報を
的確に届けられるかが
売上を伸ばすためのカギとなります。
『 Sexy Little Numbers 』の著者である
Dimitri Maex 氏は OglivyOne という会社で
マネージングディレクターをされています。
この会社は広告代理店なのですが、
ネットでのダイレクトマーケティングに
特化している会社です。
そんな彼が著した本書の特徴は
「計量経済モデル」を広告の世界に
持ち込んだことにあります。
顧客についての膨大なデータから、
売上を伸ばすためのヒントを分析的に
拾い上げていく方法なのです。
例えば A/B スプリットテストというものがあります。
ウェブでのランディングページを
2 パターン設けて、どちらの方が
反応率が高いかを計測する方法です。
従来では 2 パターンまでが限界でしたが
技術が発達した今、そのパターン数は
6 つにも 7 つにも分けて計測が可能なのです。
その時に見えてくるもの。
それは統計学的に
顧客がどのような属性を持っていて、
どのような言葉掛けをすれば
反応率が上がるのかということです。
その効果は、オバマ大統領選の際も
発揮されました。
ウェブページの言葉掛けを少し変えただけで、
メールの購読数やボランティアの数、
そして支援金までもが増えたのです。
周りにある情報を
分析した時に見えてくる世界。
その中に自身のビジネスモデルを
成長させるためのヒントがみつかるのです。
膨大な量のデータをうまく活用し、
売上を伸ばすための最新の方法。
そのエッセンスをお届けします。
「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。
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