Vol.49 『 Metaphorical Management Using Intuition and Creativity As a Control Mechanism for Complex Systems』
2012.6.25
この複雑な社会の問題を「芸術性」を使って、
どこまで新たな段階、トランスフォーメーションに
導くことができるのか?
… by神田昌典
実体験として、絵というもの、イメージ、
こういった絵に語らせるということのパワーはすごい
…by 井上久美
私たちのクリエイティビティの源泉は一体どこにあるのでしょうか?
変革が起きる社会の中で、クリエイティビティを活かすために
私たちの組織にできることとはいったい?
今回はアート特集第二弾として、前回の『 Make Space 』に続き
ヨーロッパで出版された芸術性に溢れた
『 Metaphorical Management 』です。
先行きが見えないの世界の中で、ますます複雑化が進行する社会。
その中で、一つのガイドとして役割を果たすものが創造性と直観にあります。
それらをアートという体系を通して、引き出し、
今までの組織マネジメントと統合させた野心的な一冊です。
非常に強い印象を受けるのが、これらの問題プロセスは、
ジーニアス・コードや全脳思考的であるイメージを
使ったプロセスであることです。
圧巻されるのがオールカラーでかつフルペイントで描かれた
100枚を超える絵画の数々。
まさに画集といったものですが、文章そのものは哲学書そのもの。
ケン・ウィルバーのインテグラル理論に影響を色濃く受けていますが、
これをアートで表現するという試みが斬新です。
クリエイティビティとは、
本来の私たち自身に対する「つながり」であると表現していますが、
社会システムに依存した場合、
これらの本質的な「つながり」を失ってしまう問題点を挙げています。
システムの有用性も認めつつも、
組織内であえて、アートという芸術性を用いることで
組織にトランスフォーメーションを引き起こすエッセンスが詰まっています。
クリエイティビティを最大限に引き出すアートで、
新しい変容した組織、そして社会をつくるには?
そのエッセンスをお届けしていきます。
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