Vol.43 『Leadership Agility: Five Levels of Mastery for Anticipating and Initiating Change (J-B US non-Franchise Leadership)』

2012.3.25

 

変化に対応できるリーダーとは?という観点から、

それに必要なスキル、そして人間の成長の段階というものを、

膨大な統計データをベースにモデル化している本です。

… by神田昌典

自己開発に必要なキーワードは、4。

内省するということに加えて、

つまり自分の心の中の旅路を行うということです。

…by 井上久美

本日ご紹介する一冊、『Leadership Agility』は、

Vol.41『Natural Learning for a Connected World』に続き、昨年11月に

来日されたフォトリーディング開発者のポール・シーリィ氏から神田に

紹介された一冊です。

ポール・シーリィ氏は、今トランスフォーメーショナルリーダーを研究した

博士号取得の最終段階にきています。

その研究の中で特に役に立ったとされる参考文献の一つが今回

ご紹介する一冊です。

トランスフォーメーショナルリーダーという概念は、1970年後半に

James MacGregor Burnsが唱えはじめ、注目されているリーダー

シップ分野です。

この『Leadership Agility』では、

600人のマネジャーを詳細に調べることによって分かった5つの

段階のリーダーシップと、人間の成長段階について描かれて

います。

人間の成長段階に関しては、よく知られたマズローの理論を始め

アメリカの現代思想家のケン・ウィルバーや、Vol.7 でも取り上げた

ロバート・キーガン博士の『Immunity to Change』などの論考が

ありますが、本書はそれらに並ぶすばらしい本であり、

より実践的なビジネスの形で再現されています。

さらに、それらのリーダーシップの段階を「物語」形式にした

Five Eds(=5人のエド)で説明しており、たいへんわかりやすいことが

特徴です。

みなさんに、変化に対応できるリーダーの段階と人間成長のための

エッセンスをお届けしていきます。

「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。

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