Vol.211 教え方の極意(前編) [1]e-Learning and the Science of Instruction
2019.3.9
[1]e-Learning and the Science of Instruction 教え方の極意(前編)
原題 e-Learning and the Science of Instruction: Proven Guidelines for Consumers and Designers of Multimedia Learning
著者 Ruth C. Clark, Richard E. Mayer
「ちゃんとマニュアル読んでくれよ」とか
「何度言えばわかるんだよ」と思うことがある人は要注意です。
このことを理解しないで、いくら人に説明したり、教えたりしても、効果は上がりません。
…by神田昌典
今回ご紹介するのは『e-Learning and the Science of Instruction』です。
「また、Eラーニング?」と思うなかれ。
パワポなどのプレゼンツールを使う人も、自分の仕事を人に教えるときにも、
集客をするときでさえ、必ず知っておくべき情報が満載です。
「ある情報の組み合わせが、人の理解度と習熟度を左右する」
学術的に証明されたこの原則は、
あなたの仕事の効率化につながるだけでなく、営業活動にも大いなる可能性を秘めています。
今後日本では、人材不足により、「採用から育成へ」の流れの中で
Eラーニングの重要性がますます高まります。
「それは大企業の話でしょ?」
いえいえ、大企業だけでなく、個人レベルでも、
自分の仕事を他人でもできるようにすることで、仕事のスケール拡大が可能になるのです。
この本は、Eラーニングを使う上で誤解されやすいポイントに学術的にアプローチしていますが、
これはそのまま、人間の理解力・認識力を把握するときにも当てはまります。
一例を挙げると、Eラーニングで、ゲームを使うと効果的かどうかは状況によって変わるため、
一概にいいとは言い切れません。
Eラーニングが適している学習と適さないものがあるのです。
例えば、情報提供だけ、あるいは答えが明確にある場合は、Eラーニングが適していますが、
事業戦略を考える場合など、プロセスを覚えただけではダメなものには適しません。
その他にも、
・言葉と画像を使うと学習効果は高いが、どのような画像が効果的なのか?
・学習には2つのチャンネルがあり、どちらかに偏ると、負荷が大きくなり処理できなくなる
・学習効果を高めるために、学習後にすべきこととは? ※復習だけではありません
・アニメーションを使う場合に注意すべきこと
・パワポ資料で画像を使い、言葉で説明すると効果は高いが、逆効果になるのはこんなとき
・画面上にテキストを表示し読み上げると、正答率は●倍高くなる
・BGMはあった方がいいか? ない方がいいか?
・神田さんは20年以上の著作経験から、著者と読者の隔たりが小さくなるように文章を書けば
読者が目標に向かう動機や情熱が得やすいと思ってきたが、それが学術的にも証明された!
など、
E-ラーニングのノウハウから応用、教え方の極意までが紹介されています。
実は神田さん自身も、今回の内容をふまえた販売メディアが出てくれば、
大きなブレイクスルーにつながるとヒントを得たり、
成約率を高める新しい方法を導入し始めたりしていますよ。
「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。
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