Vol.212 教え方の極意(後編) [2]e-Learning and the Science of Instruction
2019.3.31
[2]e-Learning and the Science of Instruction 教え方の極意(後編)
原題 e-Learning and the Science of Instruction: Proven Guidelines for Consumers and Designers of Multimedia Learning
著者 Ruth C. Clark, Richard E. Mayer
学びの効果が出ないのは、「学ぶ側の努力が足りないからだ!」と思い込んでいませんか?
そもそも、学びがデザインされていなければ学習者の努力も水の泡。
仕事を教える上でも、教える側が、学びのポイントを押さえておく必要があるのです。
…by神田昌典
今回ご紹介するのは、『e-Learning and the Science of Instruction』(後編)です。
(前編)では、人間の理解力・認識力に関して、
Eラーニングを通して学術的にアプローチしている点をご紹介しました。
神田さんがEラーニングを熱心に取り扱う理由は、技術革新の結果、学ぶべき技術や知識が数多くあり、
どの年代の人にとっても、学ぶことの重要性が高まってきているからです。
人生100年時代においては、60代、70代になっても、
新しい知識や技術を身につける必要性が高まっていきますが、時間は限られています。
そこで、役に立つのがEラーニング。
効果的に使うことによって、学びを効率化することができます。
Eラーニングの分野でも、アメリカは日本より7~10年、進んでいます。
だからこそ、今のうちにEラーニングを効果的に使う方法を知っていれば、
まさに未来を先取りした「タイムマシン経営」が可能になるのです。
日常業務においても教えることの効果が上がり、経営効率が上がることも間違いなし!
後編では、Eラーニングで学びの効果を上げるために、
Eラーニングの制作者側が知っておくべき具体的な内容が紹介されています。
一生懸命教えても、なかなか覚えてくれないんだよな~、という悩みをお持ちの場合は、
教える側が間違った理解をしていないか、要チェックです。
その内容の一部をご紹介しますと、
・Eラーニングでは、どんな事例を取り上げると効果的なのか?
また、事例の紹介プロセスも徹底解説!
・学びの効果を上げる、「アクティブ・オブザービング」の秘訣
・レベルの高い生徒が深い質問をすると、他の生徒の学びの効果も大きくなる
・いつでもどこでも学べるということだけが、Eラーニングの特長ではなかった
・「1万時間かければ熟達する」という説に欠けていた視点。
実際に熟達するためには、5つの必須プロセスがあった!
・個人で血のにじむような努力をして成果を上げるというのは、昭和の時代の話。
これからの時代に重要なのは、協力し合う「CSCL」のスタイル
・テトリスや脳トレ的なゲーム性で効果が出るケース、出ないケース
・学習者同士で議論させるときに、予め準備しておかなければならないこととは?
・オンライン講座学習者に、映像一時停止や早送りなどのコントロールを
させた場合とさせない場合とで、効果の違いは出るのか?
今回の内容をふまえて、アルマ・クリエイションのオンライン講座の構成を見てみると
「なるほど」という発見があると思いますよ。
「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。
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