Vol.216 ヒットの法則 Hit Makers
2019.6.2
原題 Hit Makers: How Things Become Popular
著者 Derek Thompson
モノはどのように人気を獲得していくのか?
そして、どのように広がっていくのか?
音楽とスピーチの共通項からヒットする商品に必要な条件がわかった。
これは神話の法則にも匹敵する発見だ。
…by神田昌典
モノはどのように人気を獲得していくのか?
この本には2つのテーマがあります。
1)人が好む商品を作る秘密
2)なぜヒットする商品と失敗する商品が分かれるのか?
商品をヒットさせるにはどうしたらいいのかを、
ヒットする音楽が持っている共通項から導き出すという画期的な試みです。
過去にヒットした音楽には、あるシンプルな共通項がありました。
また、音楽だけでなく、人々の印象に残るスピーチにも、実は同じように法則性があったのです。
今回の本は、ヒットする商品が共通して持っている要素が明らかになっています。
つまり、これを取り入れれば、ヒットの確率がグッと高まるはず。
しかも、ヒットする商品を作ったあと、
それをいかにしてヒットするように広げていけばいいのかまでが解明されています。
爆発的に広がるものとそうでないものとの違いは、商品の品質の善し悪しではなく、
スキルや能力の差でもなく、最低限必要な、広げるべき「人数」がカギだったのです。
ヒットの秘密の一部をご紹介しますと、
・新しいだけではヒットにつながらない。「MAYA」が持つもうひとつの要素とは?
・ヒット曲46万曲を分析した結果、共通して使われていたのは、4つのコードだった。
・脳の中には、音楽と言葉を区別する部位があり、その区別はある1つの要素だけ。
・印象に残るスピーチで使われている手法には次のようなテクニックが使われている。
結句反復法
始句反復法
トリコラム
畳語(ちょうご)法
アンチテーゼ
倒置反復法
ヒットするかどうかは、運にかかっているのではなく、共通項を元に作り出せるんですね。
「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。
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