Vol.225 日本経済の新たなブレイクスルー Buy Then Build

2019.10.27

 

原題 Buy Then Build: How Acquisition Entrepreneurs Outsmart the Startup Game

著者 Walker Deibel

「企業買収なんて自分には関係ない」と思うなかれ。
あなたの強みが、廃業リスクのある会社を救うかもしれない。

…by神田昌典

今回は、M&Aのノウハウ本です。

著者は、創業経営者を何社か経験し、その後、いくつもの既存事業を買収。
創業と買収の双方の経験から、今は既存事業を買収して構築し直した方が圧倒的に有利だと言っています。

企業買収というと、巨額の資金が必要で、規模が大きくないとできない印象がありますよね。
この本はそんな常識を打ち破り、年商規模が1億円くらいからでも可能だと言います。

それらの手法として、この本で紹介されているのは…

買収に必要な資金は10%あればいい。その理由と調達方法とは?
・買収の成功確率を上げ、投資対費用効果を上げる方法
・買収金額の起点になる「SDE」とは?
・1$=100円換算で2500~7000万円のSDEの収益を持つ企業が、買収に適切で狙い目な理由
・なぜ、このようなマーケットが今まで注目されてこなかったのか?
・成長企業というのは、スタートアップ企業ではなく、こんな会社
・アメリカで、永遠になくならず、継続性があり、地域性で守られる産業とは?
・買収を難しくするアプローチの間違い

アメリカではベビーブーマーが引退の時期に入っており、手放す事業が10兆円にもなるとの事。

日本でも、経済産業省が、2025年には日本企業全体の3分の1にあたる127万社の中小企業などに
廃業リスクがあるという報告を出しており、GDPの22兆円が消失の危機にさらされています。

利益が出ていても、手放さざるを得ない会社がたくさんあるのです。

今までのM&Aアドバイザーは、手数料収入のため、金額が大きくないと対応できませんでした。

でも、あなた自身がentrepreneurだという意識を持てば、金融機関からの紹介もきっとある、
あなたの経営力・マーケティング力を必要としている会社がたくさんあると、神田さんは力を込めます。

そして、それが、日本経済にとってもブレイクスルーになるのだと。

「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。

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