Vol.243 営業の効率を高めるeメールの秘訣 Digital Prospecting
2020.8.2
原題 Digital Prospecting: Finding, Nurturing and Closing Sales with Social Technologies
著者 Mike Jones, Ken Guest
デジタルの時代でも電話営業は有効。しかし電話営業は苦手な人も多い。
そこで、電話営業と同等以上の効果が期待できるのが、このeメールを使うノウハウだ。
…by神田昌典
タイトルは、デジタルの見込客の集客法。営業の本です。
営業の本には、なかなか革新的な技術が出てこないのですが、この本は違います。
ソーシャルの技術を使い、見込客を見つけ、育成し、クローズするという、一連の流れが解説されています。
営業の歴史は、電話営業の歴史だそうです。
しかし、できれば電話営業はやりたくないので、マーケティングが進化してきました。
今どき電話営業なんて、あまり聞かない感じがしますが、それでも電話営業は効果的で、
資料をダウンロードしてから30分以内に電話をすると、成約率が飛躍的に伸びるとの事。
この本は、今までの電話営業の概念を根本的に覆すもので、
電話営業の代わりにeメールを効果的に使うノウハウが紹介されています。
そのeメール活用の最重要ポイントについて、
幼少期の「蟹取り」のエピソードをもとに説明されている点がユニークです。
蟹取りで成果をあげる子どもの秘訣こそが、eメールを使って営業で成果を上げる秘訣でもあるのです。
そして、反応の取れるeメールの特徴と書き方が、具体的に解き明かされています。
一例を挙げますと、
・信用を確立するための「パターンの中断」とは?
・通常のメールではベネフィットを述べるが、書くべきは別のこと
・返信をもらうコツ
さらに、eメールを送る回数とその間隔についても、具体的に示されています。
それに則ってeメールを送ると、約30%もの回答が得られるのです。
また、実際にミーティングを持つ前に送るeメールについて、5つの項目が紹介されています。
これをやるのとやらないのとでは、結果が大きく変わります。
本当に見込み度の高い顧客に誠実に対応していく営業ノウハウであり、
インサイドセールスに代わるノウハウとして非常に有効。
あなたのeメールにも、ぜひ取り入れてみてください。
「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。
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