vol.251 No1銘柄を探せ Finding #1 Stocks

2020.12.6

 

原題 Finding #1 Stocks: Screening, Backtesting and Time-Proven Strategies

著者 Kevin Matras

洋書トライアスロン初の株式投資の本。
マーケティングで稼ぐ力をつけ運用することが、人生100年時代を豊に生きるカギになる。

…by神田昌典

過去250回の洋書トライアスロンの中で、今回初めて取り上げるのが株式投資の分野です。

なぜ今、株式投資なのか。
それは、株式投資は人生100年時代に我々を支えるからだと、神田さんは説明します。

この本の戦略に基づき、1998年から22年間、ランキングNo1の株に投資したとすると、
平均リターンは27.3%になるそうです。

日本では、投資運用のリターンは概ね5%程度という認識なので、とんでもない数字です。

神田さんは、人は歳を取ると能力は衰えるので投資が重要になる、
投資は元気のある人にお金を預けることでもあると言います。

そして、日本はイギリスのように成熟国家になるが、仮に技術が生み出せなくなったとしても、
技術を生み出す人や国に投資できれば、成熟国家としての正しい経済体制になるとの事。

この本で紹介されているモデルは1979年に開発されたもので、
EPS(一株あたりの収益)の予想の正確さだけでは十分ではないということから、いろんな分析をした結果、
株価に影響を与えるのは何かを見出しました。

それをもとに、これから株式投資を始めようという人にもわかるよう、具体的なノウハウが書かれています。

・株価が大きく上がることと関連性が強い指標とは?
・チャートの形から判断するテクニカル分析の見方について
・注目の2つの投資スタイルとは?
・PSR (Price to Sales Ratio)(株価売上高倍率)はどのくらいが狙い目か?
・最高値を更新した株銘柄は買うべきか、やめておくべきか?
・移動平均で売り時と買い時を知る方法
・ポートフォリを組む時の理想的な銘柄数は?
・大損を避けるためにやるべきこと

チャートの形から見るテクニカル分析は、実際に使うとなると難しいもの。

この本で紹介されている手法のいいところは、それがわからなくても、
いつ買え、いつ売れというのがランキングを見ているとわかる点です。

つまり、プロがチャートパターンを分析し、結果だけを教えてくれるのです。

神田さんが株式投資に注目するのは、どの会社の株が上がるかを見ていると、
どの技術が伸びているかがわかるからだそうです。

マーケティングで稼ぐ力を持ち、運用することができれば、
ビッグデータのおかげで、将来億単位の資産が簡単に築ける時代なのだと。

「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。

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