Salesforce基調講演「DX結果創出への突破口を開く シンプル・コミュニケーション」(前編)
2020.12.27
今回は年末年始特別号として、アメリカの巨大IT企業Salesforceのサミットでの基調講演を基に、
その内容を改めて、神田さんが独自に解説します。
通常は1冊の本をご紹介するのですが、この講演は今までの複数の重要な書籍をまとめて、
会社で何をやっていくべきかを伝えていますので、非常に参考になるはず。
タイトルは、「DX結果創出への突破口をひらく シンプル・コミュニケーション」。
結果を出すデジタル変革に関する内容ですが、副題は「今までのデジタル変革は大きな遠回りだった!」です。
神田さんは、2016年からデジタル変革に関わり、マーケティングオートメーションを自社自ら、
あるいはクライアントとともに実践してきた結果、デジタル変革は大きな遠回りをしてきたという結論に至ったそうです。
では、デジタル変革はやめておけ、という話かというと、そうではありません。
むしろ絶対にやった方がよく、神田さんもデジタル変革の結果、収益性が圧倒的に伸びたとの事。
デジタル変革は、マーケティングだけでなく、業務変革にも影響するため、リモート環境下では必須だと続けます。
そこで、遠回りせずにデジタル変革を実現するため、次のようなポイントを挙げています。
・現代のマーケティングがおかしている根本的な間違いとは? だから今のマーケッターの生涯寿命は非常に短い。
・以前のデジタル変革は、TDDXだったが、これをBUDXに変えなければならない。
・なぜ、アナログの経営者の方が強くなるのか?
・BUDXにすると起こる爆発的なメリット
・マーケティングオートメーションをただの箱にしないために、先にやるべきこと
※これが最重要。業務のシステム化をもたらし、さらには人材採用にもつながります
・なぜ大企業はDX変革を進めるとバラバラになりやすいのか?
これらのことは、今すぐにできなくても、親がデジタルの現場をやろうとしている姿を見せることは、
子供たちにとって最高の教育になると神田さんは言います。
そして、会社の中でのファンクションの壁が全部壊され始めたのが、2020年の状況なのだと。
まだ、ほとんどの会社は気づいていないものの、これがAI化に向けて準備が整った、AI-Readyな企業の姿。
AI-Ready化を考えた企業は、その業種業界のトップを狙うことができます。
それでは、AI-Readyな企業をどう作っていけばいいのか? 後編でお伝えします!
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