Vol.271 ダッシュボードを活用せよ It’s Not the Size of the Data
2021.10.3
原題 It’s Not the Size of the Data -It’s How You Use It: Smarter Marketing With Analytics and Dashboards
著者 Koen Pauwels
ダッシュボードは、マーケッターがよりよい戦略的な決定を行う時やより最適な投資を行う際に重要なもの。
デジタル化が進んだ今こそBI活用のチャンスだ。
…by神田昌典
今回ご紹介する本は、2014年の発行。
マーケティングとしては古典の部類になりますが、デジタル変革における重要な分野であるBI(Business Intelligence)、
別の言葉で言うとマーケティングダッシュボードに関する本です。
ダッシュボードとは、自動車のメーター類のように、必要な数値を集中してモニターできるもの。
デジタル化が進んだ今だからこそ、当時とは比較にならないくらい、簡単に作れるようになっています。
この本のタイトルは、
「データのサイズではなく、どうやって使うか。分析とダッシュボードによる、より賢いマーケティング手法」。
ダッシュボードは、マーケッターがよりよい戦略的な決定を行う際に、
あるいは、より最適な投資を行う際に重要になってきます。
そして、ダッシュボードが持つ4つの機能について紹介されています。
また、ダッシュボードのある会社とない会社の違いを、神田さんなりに言い換えて説明しています。
・ダッシュボードのない会社が、売上が落ちたときに取る典型的な行動パターン
・一方、ダッシュボードのある会社はどんな行動をするのか?
・ダッシュボードのある会社は、ROAでどのくらい差が出るのか?
・ダッシュボードのない会社が広告で失敗する理由
ダッシュボードを用意して活用すると、確実に利益が上がるのですが、なぜ今まで広がってこなかったのか?
その理由と、今なら簡単にできる理由、さらにその方法が詳しく解説されています。
併せて、ダッシュボードを作るためのアドバイスもあります。
神田さんは、数値に敏感になり、数値を計測する苦手意識を払拭するのに、BIツールが重要だと強調します。
数値をきっかけに議論できる社員が2、3人いれば、その会社は確実に伸びるだろうとも言います。
さらに、神田さんは「ダッシュボードカラオケ」をやろうと画策しているとの事。
エンタメ化することで、マーケティングの数値もスキルも上がり、会社も発展すると張り切っています。
あなたもこの機会に、ダッシュボードを導入してみませんか?
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「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。
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