Vol.90 『The Biology of Belief』
2014.3.10
この本読み終えた後、私はパラダイムシフトした。
これからどのようにして、この知識を
自分の中に落とし込んでいくか、が楽しみだ
…by 神田昌典
今回ご紹介する一冊は、新しい生物学の潮流、
エピジェネティクスについて書かれた
『 The Biology of Belief 』です。
これまで、遺伝子が全てを決定するという
セントラル・ドグマという概念が普及してきました。
しかし、この概念が間違いであるということが
近年、急速に分かってきています。
例えば、これまで ‘ 知性がある ‘ と思われていた DNA には、
全く知性がありません。
DNA を核から取り除いても、細胞は生きていますが
膜を破壊した瞬間に、細胞は死んでしまうのです。
さらに研究を深めたところ、DNA ではなく、
細胞膜に知性があることが、わかってきています。
この研究を、量子力学や生物学に
応用することによって生まれた新たな仮説が、
本書には書かれています。
実はこの本、『「思考」のすごい力』として
翻訳書が発売されており、本来であれば、
ご紹介を控えるのですが、本書に対する
神田の強い想いがあり、あえて取り上げました。
その理由は……
この最新の生物学を紐解くことで、
―細胞レベルからのカルマや生まれ変わり、
さらには人間の存在、進化に光を当てることにより―
新たな認識を手にすることができるからです。
著者は、研究を突き詰め、次の仮説に至ったと言います。
「細胞から見つめることで、
我々は地球に存在してはいるが、結局のところ、
地球にいるのは ‘ 火星に降り立ったラジコン ‘ に
カメラと耳がついたような
状況を視察するための器具であり、
実際にそれを見ているのは遠く別のところにある。
そして、その別のところにある存在というものは
この肉体という器具を使って
‘ 地球という経験 ‘ をこの進化というもので促している」
「どんな経験であっても、
この経験こそが実は、全体の中で調和がとれていて、
我々を、次なる高い進化 ・ 認識へと運んでくれる」
神田は、この仮説自体、
非常に深淵すぎて、ついていくのが大変だ
という印象を受けたそうです。
しかし、このような認識を持つことで
ちょっと目の前の出来事に対する対応も
変わってくると言います。
約 60 兆個とも呼ばれる細胞は、
いったい、どのような知性を持っているのか ?
この認識をどのように活用すればいいのか ?
今回は、新しい生物学の潮流、エピジェネティクス。
そのエッセンスをお届けします。
「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。
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