Vol.54 『 The End of Money: Counterfeiters, Preachers, Techies, Dreamers–and the Coming Cashless Society』
2012.9.10
9 月 10 日配信 Vol.54 では、未来のお金の在り方を探求する一冊をご紹介!!
『 Building a Magnetic Culture』をご紹介!!
『 The End of Money: Counterfeiters, Preachers, Techies,
Dreamers–and the Coming Cashless Society 』
by David Wolman
お金の本質、すなわちお金というのは
幻想だということを考えると、
取引が成り立った瞬間にそれがリアルになるんですね。
…by 神田昌典
このお金というもの、
キャッシュ、現金、貨幣がなくなったら、
文化はどう変わっていくのかすごく興味を持ちました。
…by 井上久美
本日ご紹介する『 The End of Money: Counterfeiters, Preachers, Techies,
Dreamers–and the Coming Cashless Society 』は、
未来のお金の在り方を探求している一冊。
最近、電子マネーを使って
買い物をする人が多くなってきました。
今までのお金(硬貨や紙幣)にとって代わり、
電子マネーが流通し始めています。
また、「地域通貨」と言われる
円などの法定通貨とは異なる通貨、
特定のコミュニティ内で使用される通貨も
注目を浴びるようになりました。
このようにお金を取り巻く環境が
刻一刻と変化しているのを
みなさんも実感されているのではないでしょうか?
本書では、雑誌『 WIRED 』の編集者の
David Wolmanが、このような状況を踏まえて、
今後のお金の在り方を探究しています。
お金の価値はどこにあるのでしょうか?
お金(貨幣)の機能は3つあると言われています。
「価値尺度」、「流通手段」、「価値貯蔵」です。
例えば、家電量販店が発行しているポイント
を積極的に使っている人も多いでしょう。
実際に決められた店でポイントを使い、
商品やサービスを購入することが可能です。
このように考えると、ポイントも
ある一定の枠内ではお金としての機能を
満たしていると言ってもよいでしょう。
一方でギリシャの財政危機を思い出してください。
その影響はユーロ圏内全体に及びました。
これを機にお金に対する不安感を抱いた人も
多いのではないでしょうか?
不安感が増すと、その通貨を投げ出そうとします。
その結果、為替レートに影響が出るのです。
ポイントを積極的に集め、使っている人もいれば、
ある通貨を不安感から投げ出そうとしている人も
いるのです。
その背景にあるものは何でしょうか?
それは、お金やポイントは「何かと交換ができる」という信用、
そして何よりそれを発行している国、人への信頼によって
支えられ、存在しているということです。
お金自体も電子マネーの流通により、
硬貨と紙幣のカタチから変わりつつあります。
そして、お金(貨幣)の3つの機能を満たす媒介物の種類が
増えてきているのです。
それでは、お金の本質とはどこにあるのでしょうか?
今後、お金の在り方はどうなっていくのでしょうか?
そのエッセンスをお届けしていきます。
「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。
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