Vol.45 『The 2020 Workplace: How Innovative Companies Attract, Develop, and Keep Tomorrow’s Employees Today』
2012.4.25
非常に面白いデータや事例を見ることによって、
具体的に10年後の変化というものが、
単なる予想ではなく、十分に実現する。
… by神田昌典
新しい世代は未来に向けて、最善の準備、
そして、自らの手で未来を築いていくことが大切である。
…by 井上久美
本日ご紹介する『The 2020 Workplace』は、
社員にとって居心地の良い職場を創りだす方法について
人口動向のデータをもとに説明している一冊。
アメリカでは、以前の洋トラ(Vol.13)でもご紹介した
「ミレニアルズ」と呼ばれる世代がいます。
1980年前後以降に生まれた人々のことで、
ITがごく当たり前にあった環境で育ってきた世代です。
日本でいうと、いわゆる「ゆとり世代」が
この「ミレニアルズ」に該当します。
今回「ミレニアルズ」の話を「ゆとり世代」に
置き換えて考えると、とても参考になる内容となっています。
「ゆとり世代」の特異な考え方や行動に頭を悩ませている
経営者やリーダーも多いと聞くようになりました。
「ゆとり世代」は自ら率先して行動しない、
注意されてもなかなか直せないなどと言われています。
一方でケータイメールやショートメッセージを使いこなし
広く浅くつながるコミュニケーションの輪を広げていくのが得意です。
このような「ゆとり世代」がこれからの会社で
マジョリティーとなってくるのです。
いかに彼らの力を発揮しやすい環境を創れるかが
今後の会社の決め手となってくることでしょう。
本書の中ではFacebookやTwitterなど
今まで社外とのコミュニケーション手段と考えられていたツールを
会社内のコミュニケーションツールとして
いかに利用するのかデロイトやシスコ、ノキア等の企業事例で
交えて紹介しています。
これからの職場や企業文化の構築について、
いかに若い社員を巻き込んで最適な環境を創ることができるか
そのエッセンスをお届けしていきます。
「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。
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