Vol.33 『Slide:ology』 ~The Art and Science of Creating Great Presentation~
2011.10.25
あなたがイケてると満足しているプレゼン資料…
ひょっとしたらオーディエンスを退屈にさせているかもしれませんよ…!?
人を引き込むプレゼン資料の作り方を学べ!
Vol.33でピックアップしたのは、Nancy Duarte著
『Slide:ology』~The Art and Science of Creating Great Presentation~。
プレゼンテーションの力が
大きくビジネスに影響している時代に
なったことを感じる本でした。
一番インパクトがあったのは、
プレゼンテーションの形式をまったく変えないと
世界にはついていけないことを感じたことです… by 神田昌典
さて、想像してみてください。
あなたが思う良いプレゼン用の資料とは
いったい、どんなものしょう?
箇条書きやグラフ、簡潔な説明…
などでしょうか?
でも、ちょっと待った!
もしかしたら、良い仕上がりと思っていたスライド資料、
実はオーディエンスを退屈にさせているかもしれませんよ…?!
今回の『Slide:ology』は、
洋書トライアスロンvol28で取り上げた『Resonate』の
著者による「プレゼンテーション」の本。
『Resonate』もプレゼンテーションをテーマにした本でしたが、
今回の本では、資料スライドの作り方に著者はフォーカス。
色、フォントやレイアウトの選択から見せ方などなど、
詳細にわたりプレゼンテーションの構成や作り方を解説しています。
1時間のプレゼンテーションには
36時間から90時間の準備時間が必要(!)
であると説く著者は、プレゼンテーションのスライド資料には
もっと力を入れるべきと主張しています。
そして、私たちが使いなれている、
ビジネスでは当たり前となったプレゼンのフォーマットは
あまりにシンプル化してしまったとし、
そのために、本当の意味で“伝わるコミュニケーション”が
出来なくなっているとも。
大切なことは、
ストーリーやビジュアルエフェクトを多く取り入れ、
伝えたいメッセージをクリアにすること。
そして、オーディエンスを楽しませながらも、
主役はあくまでもスライドではなく、
プレゼンターがどのように“ストーリー(物語)”を語るのか、
そして、人と、どうつながり、どう伝えるのかが重要
であると本で説いています。
今回は神田が本から得たエッセンスから、
気になったポイントを解説。
一歩先いくプレゼン術を習得したい人には
絶対に読んで欲しい本です!
どうぞお楽しみに!
「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。
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