情報爆発に勝つキラーコンテンツの作り方 ―― 実学M.B.A特別講演
2019/12/29
今回は、10月23日に行われた、株式会社ルーシー様主催の
「CMCJ、コンテンツマーケティング実践会議2019」での神田昌典の講演です。
この講演会には、1980年代生まれの若いマーケッターが多数集結。
神田さんの息子さんと同じ世代の1990年代生まれの方も多数参加されており、
父が子に語るような感じの熱の入りようでした。
講演のテーマは「情報爆発に勝つキラーコンテンツの作り方」。
お客さんから多くの反応を得るコンテンツをどう作ればいいのか、という内容です。
アメリカの調査結果によると、60%の企業・団体が、ビジネスモデルの変革を余儀なくされており、
3社に1社は、それを成し遂げないと3年以内に事業存続が脅かされると危惧しているそうです。
つまり、残された時間は3年ということ。
そして、回答者の2/3は、パーソナライズされたコンテンツを作成することで、
ビジネスモデル変革は乗り切れると答えているのですが、
実際の調査では、コンテンツの大量生産は売上に悪影響を及ぼすことがわかっています。
今や、専門家の視点からお役立ち情報を提供しても購買決定には影響せず、
顧客が、自分の専門分野にも関わらず知らなかった情報だけが、購買に影響を与えるとの事。
さらに、購買決定に関わる人数が増えれば増えるほど、良質な決定ができないと言われていますが、
アメリカの場合、この購買の意思決定に関わる人数が、5.4人にもなっています。
すると、みんなが納得する安価な商品が導入されます。
しかし、安価な商品を使う人はいません。
あなたがどんなに素晴らしい情報を発信しても、企業のほうが見極められなくなっているのが問題なのです。
だからといって、個々の関係者にフォーカスしても、
大きな会社では異なる担当者同士がコミュニケーションをしていないため、結局は価格で決められてしまいます。
この5.4人は、バラバラの組織に分散していたのですが、
組織の中には、分散しているものの、7人の関係者のタイプがいるそうです。
それぞれのタイプと、その中で購買の意思決定に影響力を持つ3つのタイプについてもわかっています。
そして、この3タイプが納得・決定する情報こそが、「コマーシャルインサイト」という概念。
顧客に自社以外の選択肢を忘れさせるほど、購買プロセスに決定的影響力のある視点のことです。
これをコンテンツマーケティングと組み合わせることで、絶大なる効果を発揮します。
コンテンツマーケティングには、従来の販路や信頼性、技術を、
新たな再成長に向けてリパッケージングする力があります。
それが我々の仕事であり、古き日本の伝統をリパッケージングすることによって、
未来に向けてもう一度、衝撃的なインパクトをもたらすことが重要だと、神田さんも力を込めていました。
「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。
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