驚くべき精度で人間の技を再現し事業化する方法 大和麺学校に学ぶ、超エンジニア思考
2019.2.10
うまいラーメンを誰でもつくり出せる。
そんな夢のような技術を開発した人物がいる。
大和麺学校の校長の藤井薫さんだ。
藤井さんのアプローチは、まず、うまい麺やスープをすべて数値で把握する。
調理温度、塩分濃度、旨み成分などを、デジタル機器を使い、
ミリグラム単位まで計測し、職人の技術を再現する。
このように、うまいラーメンの味を誰でもつくり出せるようにするだけでも十分にすごい。
だが藤井さんの場合、ラーメン店が繁盛する「すべてのプロセス」を、数値管理する。
座席数、坪数、坪単価、駅からの距離、また「食べログ」の評価まで。
すべて自社のデータベースに蓄積し、分析している。
だから短期間で、世界中どこに出店しても利益を出し得るのだ。
つまり、料理人の調理技術、デザイナーのレイアウト技術、
マーケッターの集客技術、会計士の管理技術……といった
事業を成功へ導く専門性は、「デジタル補助」で賄えるということだ。
しかし、ここまでデジタル管理を徹底されると、
「人間的な部分はおそろかにされているのではないか」と思ってしまいがちだ。
だがこのインタビューを聞くと、そんな疑念も吹き飛ばされる。
藤井さんが最も重視しているのは、ラーメン店オーナーが、
「いったい何のために麺店を開業したいのか」という、人生の目的だという。
この経営哲学には、圧倒される。
ポスト平成時代は、今まで「職人にしか」できないと思われていた技術が、
デジタル解析により、どんな分野でも「誰でも」再現できるようになっていくだろう。
麺店の経営を成功に導いた、この超エンジニア思考は、
あなたの優れた能力を再現する、極めて貴重なノウハウとなろう。
●ここをチェック“ダントツ”Point!
・「職人の味」「繁盛店の秘訣」はすべて数値で再現できる
・戦わないで「勝つ」。競合しないオリジナル商品をつくり出せ
・熱意こそビジネスの真骨頂。オーナーの資質はマインドだ
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